ビキニ事件資料を求めて
今日は、神奈川県原水協(原水爆禁止神奈川県協議会)の方から依頼のあった、ビキニ環礁での水爆実験で被災された方の調査のための資料を探すために、神奈川県公文書館に初めて行ってきました。
ビキニ環礁事件といえば第五福竜丸が有名ですが、実は多くの漁船が被災をしていました。中でも、神奈川県は当時のアメリカからの見舞金が一番多く配分されているなど最も被害を受けた方が多かったようです。そこでその実態を調査するために当時の神奈川県の調査資料を手に入れようとなったのです。
公文書館は免許試験場の直ぐそばにあるのですが、普段なかなか行く機会がないところです。
昭和29年頃の資料なので必死に探し、当時の県議会での質問の議事録などいろいろあたったところ、何とか目当ての文書を見つけることができました!
原本は、古の書物らしい独特のにおいを漂わせながら、すべて手書きの今からは考えられない職員の方の苦労をうかがわせていました。
お目当ての文書はマイクロフィルムで撮影されており、紙媒体で持ち帰るときにはこの機械を操作して印刷を一枚ずつ行うのです。
今後この資料を生かして原水協の皆さんと運動に取り組んでいければと思います。