県民の願いにこたえる身近な予算の増額を!第2回定例会代表質問
6月19日 藤井克彦議員が本会議で、日本共産党県議団を代表して質問を行いました。
県議会では議会改革の一環で議場でスクリーンに資料を表示し、より分かりやすい質問が行えるようになりました。
こちらから答弁の起こしと表示し資料が見られますのでご覧ください。
国保の都道府県単位化にともない保険料への影響や米軍基地での銃体験の問題など様々取り上げていますが個人的に注目したことをクローズアップしたいと思います。
今回の質問では信号や横断歩道などの交通安全施設の整備の要望が多く寄せられる中、この状況を県警に伝えてもなかなか進められない理由を質したところ驚くべき数字が明らかになり、交通安全施設整備に対する県の姿勢にはがっかりしました。
警察本部長からは次のような趣旨の答弁がなされました。
「信号機や道路標識の更新予定について、主な交 通安全施設のうち信号制御機は、平成28年度末現在で警 察庁が示す更新の目安を示したものが1316機であり、平成29年 度はその中で緊急性の高い264機を更新する予定。また、 これまでの経年劣化や補修実態等を踏まえて設定した更新の目安を経 過した道路標識等について、緊急性の高いものから信号柱は2万38 44本のうち600本を、大型道路標識は9761本のうち155本 を、路側道路標識は24万8605本のうち3678本を、それぞれ 更新する予定」
多くの施設が、更新時期を迎えても対応がなされていない状況です。質問の中でもふれられていますが、さいたま市浦和区では、設置後 25 年が経過した駐車禁止 の路側道路標識が倒れ、通りかかった女性が接触してケガをするとい う事件も起きています。 交通安全のための設備が放置されることで県民に危険なものになっています。
この状況にあるにもかかわらず、交通安全施設整備の予算は、全体として1億5千万円ほど減らされており、その中で横断歩道の塗り替えに特化した予算を編成したことで、ますますその他の施設整備が先送りにされた形です。横断歩道も信号や標識も全体として予算を増やし、適切に維持管理を行っていくことをしっかりと求めて生きたいと思います。