みんなで声をあげよう!あわせよう!
先日来、お知らせしていました「神奈川青年大集会2014」が行われました。
事前の記者会見で来てくださった毎日新聞では10月4日で記事になるなど、現在の若年層に広がるブラックな働き方は無視できない問題です。(http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20141004ddlk14040266000c.html)
メインの講演では、テレビやラジオなどにもひっぱりだこの首都圏青年ユニオン事務局次長の神部 紅(じんぶ あかい)さんから「収奪に抗うために」というテーマでこれまでかかわってきた事例の中から掴んできた、ブラック企業の実態や今後の方向性などお話しいただきました。
【要旨】
コンビニで正社員としてき、いつクビを切られてもいいようにと家財道具をもたない若者。
振り撒かれる「探せば仕事がある」「選ばなければ働ける」という神話があるが、実際には、「探してもまともな仕事がなく」「働いてもまともな生活ができる仕事がない」現実。
日本には、過労死するほど仕事があり、自殺に追い込まれるほど仕事がない。長時間過密労働で過労死に向かうか、不安定・低賃金雇用で貧困に向かうかの究極の2択を迫られている。
多くの青年・労働者が自ら選択しているかのように言われるが、選択させられている。目の前の不公正に目を瞑らず、声をあげて変えていこう。
午後からは5つの分科会(憲法・原発・最低賃金・ブラック企業・交流)が行われ、僕自身は「新卒さんいらっしゃぁ~い。ブラック企業に体験入社!!」の分科会に携わりました。
分科会では、入社編で就活生の意識調査をもとに現在の就職活動がどのような状況にあるのか、弁護士の方から解説していただき、労働編では実際に働く中で目の当たりにするかも知れない労働法に抵触している問題などを寸劇で解説し、闘争編でインターネットでも話題となっているブラック企業大賞の事例などを取り上げ解説を加えました。
(プライバシー保護のため画像を加工してあります。)
あいにくの台風接近となり、予定していたアピールウォークは延期となりましたが、会場でみんな一緒にコールをし一体となりました!
10月23日には、集会に向け集めた青年の実態・声を神奈川労働局(国)と産業労働局(県)に届け懇談をしてきます。