木佐木ただまさ
木佐木ただまさ木佐木ただまさ

新年度議会に向けて!

 神奈川県議会に送り出していただいて1年が経ちました。多くの経験をさせてもらいましたが、これからも一層県議団として力を合わせて、県民要求の実現のために力を尽くしていきたいと思います!

 しかし、県議会は国会のようにメディアに露出がなく、市町村議会ほど身近でないため様子がよくわからないという声をたくさんいただきます。そこで、神奈川県議会の広報紙である「議会かながわ」が第1回定例会の中身をお知らせしているのでご紹介したいと思います。

議案賛否

冊子とは順番は変わりますが、議案に対する賛否の状況です。

共産党神奈川県議団は、①県民の利益になるか②一部に改善があっても根幹部分が改悪されるようなものではないか③県民の意識にかなうものであるかといった視点をもちながら議案の賛否について討議をしています。そうした視点から、県の公としての責任を丸投げしようとする条例や県民生活の支援ではなく、大きな企業が使いやすい減税政策などに予算を回すことは県民の願いに沿うものではないと考え反対をしました。

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今年度の一般会計当初予算は、神奈川県史上初2兆円を超えるものとなりました。

神奈川県は、3つも政令市があるなど他の都道府県にはない特殊性もあり、予算総額は全国トップクラスでありながら、予算の県民1人当たりの額は全国最下位になります。だからこそ、何に予算を配分するのかその優先順位を含め検討する必要があります。

共産党は、格差をなくし安心して暮らしていける制度や環境整備にこそ優先順位を上げるべきと考えています。そのためにもリニアなどの大型開発をやめて防災・減災、社会保障の充実、子育て支援などに回すことが必要と当初予算に反対をしました。

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 代表質問は、4人以上の議員によって構成される会派(交渉会派)に与えられている質問で共産党もこれに該当します。共産党はこれまでも4名以上だったことはあるのですが、交渉会派の人数要件が引き上げられたりと、今回6人の県議団になり実に32年ぶりの交渉会派入りとなりました!

 しかし、現在共産党は「会派として未成熟」ということで代表質問を制限すべきではないかということで協議をすることとされてしまいました。私たちとしては、こうした代表質問の制限をすべきではないと4月15日に記者会見を行い声明を発表しました。

http://www.jcp-kanagawa.com/archives/710

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一般質問は、1人30分と決められており1人会派の議員は4年に1度しか回ってこないかもしれないなど、個人的には議員の発言時間をもっと保障する運営にしていきたいと思ったりするところです。

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県議会の1年間のサイクルです。ちなみに、県議会に請願を出すには紹介議員が必要となります。共産党は昨年度出された請願47件中41件の紹介議員となっておりダントツの1位となっています。

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 予算委員会には、私と井坂しんや団長が共産党から予算委員として参加しました。紙面の中で県の答弁が、唯一前向きではないものが共産党の質問です。ぜひ探してみてください。このほかにも、共産党として、基地問題や教育の充実、温暖化対策と再生可能エネルギーについても質問をしました。木佐木が質問したものは以下のリンクからご覧ください。

「地球温暖化対策と再生エネルギーの促進について」

「高校生の教育を受ける機会を保障する取組の推進について」

 

 

 今年度は、所属委員会の変更などもあるかもしれないためまだまだ勉強することが沢山あります。1人でも多くの県民の願いにこたえられるようしっかりと精進していきたいと思います!