木佐木ただまさ
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【シリーズ連載】まるごと知って、日本共産党 『日本共産党の歴史と目指すもの 』

今日から、(Facebookページでは先行してますが)僕の所属する日本共産党をまるごと知ってもらうためのシリーズ連載企画を始めたいと思います。

題して『日本共産党の歴史と目指すもの』デデン!!

 第一回目の今日は、日本共産党の誕生と戦前の活動についてお話したいと思います。日本共産党は今から92年前の1922年7月15日(土)、資本論で有名なカール・マルクスの唱えた科学的社会主義を理論的な基礎とする政党として創立されました。

 当時の日本の時代背景はと言いますと、政治の上では全ての権力を天皇が握り、国民の自由や人権は大きく制限されていました。また、経済の中心は財閥と呼ばれる一部の大企業が支配し、農村では多くの農民が地主による重い小作料によって苦しめられていました。更に外交では、日清、日露戦争での勝利を契機として、アジア諸国への侵略を進めていく途中でもあったのです。

 そんな中で結成された日本共産党はまず、主権を天皇から国民自身の手に取り戻す民主主義革命を当面の目的として、その後、社会主義革命へと進むという方針のもとに活動を開始したのでした。

 しかし、当時の大日本帝国憲法の元にあって天皇主権を否定することは違法とされ、日本共産党は非合法での活動を余儀なくされていました。それでも不屈にたたかう共産党は、やがて労働組合や農民運動のほか、あらゆる社会的抑圧に立ち向かう人々から信頼を得ていきますが、これに対して危機感を抱いた政府は特高警察の強化や治安維持法の制定などで思想弾圧を強め、多くの活動家が逮捕、投獄されるという苦難が次々と襲いました。

 やがて日本は日中戦争から太平洋戦争へと戦争を拡大させていきます。日本共産党を除くすべての政党が解散して大政翼賛会が結成され、戦争推進の道を突き進むという異常な時代の中で、ただ一つ侵略戦争反対の旗を掲げ続けたのが日本共産党でした。平和を求め、戦争に反対するだけで弾圧と拷問によって命を落とすこともあった時代。それでも諦めずにたたかい抜いた人々こそ、今も昔も日本共産党の活動の原点です。そして、それらの活動は戦後、国民主権と基本的人権の尊重、戦争放棄を掲げる日本国憲法の制定によって、間違っていなかったことが証明されたのでした。

 国民の知る権利を奪う特定秘密保護法や、海外で戦争できる国を目指す集団的自衛権の行使容認など、安倍政権の危険な動きに対して日本共産党が真っ向から反対を主張するのは、戦争によって苦しめられた多くの人々に寄り添い、命を懸けて戦争に反対した過去があるからです。

 以上で、第一回目のテーマは終了です。慣れない文章でわかりにくいところもあったかもしれませんが、もっと詳しく知りたいという方はぜひ、お近くの日本共産党事務所か、候補者までお気軽に声を掛けてください。

次回は『日本共産党が挑む、資本主義社会の矛盾とは』をお送りします。お楽しみに!

小林多喜二と小説『蟹工船』 党中央HPより

小林多喜二と小説『蟹工船』
党中央HPより